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生と死 [日記]

20時頃、母より電話があり、伯父が亡くなった事を知りました。
母も叔母から電話でバタバタの最中に聞いたのであまり情報がなかった。死因は事故死だと聞かされた。
事故ならば今時ですからネット上のニュースに情報があるかもしれないと思い調べてみると、ありました。

昨夜公民館に行くと伝え、車に乗って外出。道に迷ったのか、川へ転落し、自力で脱出。救急車も自分で呼んだそうですが、残念ながら今朝亡くなったそうです。
昨夜の転落から亡くなるまで、伯父は生きていた事実。どれだけ苦しかったかは想像出来ない。ましては車を運転する、できる程元気だった命が急に停止させられたんです。運命って言葉にすると漢字で2文字なのにね。明瞭・簡単ではないですね。。。

私は何度か余命宣告らしきものを受けた経験がある。
「5年は大丈夫だろう」が一回目。二回目は「リンパ転移は余命三年くらい」でした。
どれもおかげさまでパス出来てはいるが、滑膜肉腫の生存率は5年で30%。10年で10%だそうです。
今年で6年目に突入。このデータだけだと私はあと4年以内に居なくなる確率があるという事。

別に本気で悲観などしていません。むしろ前向きだからR‐zも買い戻したのです。
ですが、以前ほど「死」を恐れる事がなくなりました。慣れ、そんな感じでもないと思います。
人はいつか死に向かう。その期間の長さで「早くに…」と悲しまれたり、「もういいよね」と慰められたり、周りの人の反応はその期間の長さ、その期間の内容によって様々です。
私は現在、正直に伯父に呼ばれても怖いとは思わないです。それはがんの恐怖の中の抗がん剤治療、その直後の全身麻酔の経験です。死ぬのが怖かった。本当に怖くて堪らなかった。そんな中、あのきつい抗がん剤で意識すらヘロヘロになり、もう身を任せるしかないと自らが開き直らなくても勝手にそう思ってしまう程ボロボロになる治療を受けたから。そんな状態で全身麻酔をされ、10時間も手術をしたそうだ。そうだ。って当然私は記憶にないからです。これ、私的には臨死体験だと思ってます。きっと死は何もかも無くしてしまう時間のない全身麻酔なんだろうなと思います。

火に覆われえ恐怖と熱さと痛みで死ぬ。これは極端な例ではありますが、日々体の痛みを堪えながら仕事で負い目の中頑張って心が折れて、病院でまた痛い治療を受け、そのお金を払うためにまた体を酷使する。そして病気を再発させ死ぬ。なんかこの極端な例と比べてもあまり変わらない気がします。暴力で殺される。暴力は恐怖でしょう。でも、そこで死ぬまでの時間、痛みを耐える時間、これはきっと耐えられる。そして意識がなくなりあの全身麻酔のように何もかも消えるんだろうなと思います。

がん治療は程度にもよりますが、こんな考えを私に与えました。この考えはいいのか悪いのかわかりません。
がんの宣告を受けた頃、私は私の価値を図ろうとした事があります。かなり恥な話ですが、数人の女友達に抱いてくれと言った事があります。もちろん本気ではありません。そんな事できる精神状態でもなく、肉体的にも無理です。ですが、その返事でいいよと言ってくれた人はいませんでした(^^;)キモイとか結構キツイ返事をもらいました(笑)そう。私はモテないのは自身よく知ってます。

葬式は自分で見ることができません。この返事は葬式に来てくれる人と同じではないのでしょうが、私の為にそこまで…と考えてもらえてくれる人はあの中にはいなかったという事ですね(笑)いやいや恥ずかしい話ですが本当。。。ぜそんな事をしたか。それはあの頃の私に根拠のない自信が色々あったからです。顔はコンプレックスなのでルックスはさておいて、仕事に対してもそう。何がそんなに自信あるの?って訳わからない自信がありました。今、あの頃の自分を見たら、「何を生意気な」と思う(^^;)

今は逆に何をしても自信がない。人を会う事も好まない。予防線の為にたくさん話をして、お前は何も出来ないと言われると逆ギレして突っ走る。そしてダウンし無力さを再認識し、そしてまた自信をなくす。そんな最近です。あんな派手な車に乗ってるくせに??R-zも正直あまり人に見られたくないのであまり集まりには行きたくないです。この車は自分自身が生きている期間を一緒に過ごす為に選んだ家族の一人なのです。

大事なのは家族。その家族を守れるように準備が整ったら、伯父さん、俺をそっちに呼んでもいいよ(笑)
まだ準備出来ていないからまだダメです。

今日は弟の誕生日でもあり、伯父さんの命日にもなりました。こうしてカレンダーにどんどん記載事項が増えていきます。

私も誰かのそういう記載事項として残れる人になれるように頑張ります。 


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